今年からコーチとしてお手伝いさせていただくことになりました。子ども達と一緒に、みゆき野球部で成長していきたいと思っています。
未来ある大事な子ども達を預かるにあたり、野球の技術だけではなく知識を身につける必要があると考え、同じく新任コーチのりょうたろう父に誘われ表題のセミナーを受講してきました。
セミナーは、
・スポーツ障害を予防するために子どもの身体のメカニズムを知る
・様々なスポーツを経験することで基礎運動スキルを身につける
・スポーツ障害のリスクを抑えつつ高いパフォーマンスを発揮するためのエクササイズ
・熱中症の正しい理解と対策
という内容の講義と、横浜高校前監督の渡辺先生、元中日の山本昌さんの講演で構成されていました。
いずれの講義・講演も、「勝利至上主義」への懸念が語られており、野球に特化した技術を詰め込む指導により、子ども達が自分で考え探求する機会を奪っているのではないかと問題提起されていました。また、野球肘のリスク・熱中症のリスクに対し、学童野球での球数制限や練習時間の制限にも言及されていました。
野球は点を奪い合い勝敗を競うスポーツなので、勝つことを目標にプレーすることは当然のことだと思います。ただ、勝ちに拘るあまり、子どもの怪我を誘発するような練習を課したり指導者が主役になってしまう野球をしては、子ども達が野球の楽しみを感じられなくなってしまうのではないか、と理解しました。
みゆき野球部では、投球練習を控えめにするなど、子ども達の怪我のリスクに対策がとられています。また、子ども達の力を活かした戦術が立てられ、練習・試合を通して勝利の喜びを感じられるチーム作りがされています。一方で、子ども達の自分で考える力が充分に引き出せていないように感じています。
今回のセミナー受講を活かし、サッカーやドッチボール、バスケットボール等の動作を取り入れて楽しみながら基礎運動スキルを身につけるとともに、自分で考える力を引き出せる環境を作っていきたいと思います。併せて、怪我や事故(熱中症を含む)を防ぐよう知識を深め、子ども達を見守っていきたいと思います。
[セミナーURL]https://www.kb-leaderseminar.com/seminar/index.html